肴やの日々

移住者らしくない移住者がやってる、長崎・大村駅にある居酒屋『駅前酒場 肴や』の、魚や日本酒だけではなく、酒の肴の日々のオススメなどを。

樽生クラフトビール 始まってます!

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先週末から正式に扱い始めた【クラフトビール 】。

瓶で定番で扱うのは、以前からたまに店でも置いたりしてて個人的にも好きな、静岡県の[ベアードビール]と、大阪府の[箕面ビール]。f:id:eki-sakanaya:20190126091348j:image
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そもそも今回クラフトビールを扱うきっかけになったのは、常連さんが話してた『今までで一番美味しいビールを飲んだよ』という話から。

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是非とも飲んでみたく問い合わせたら[樽を冷やせる空冷式のビールサーバー]が必要とのこと。

新品はもちろんかなりの値段で、中古もほとんど出回らず、、、専門家に来ていただいて冷蔵庫を改造しようかと思ってた矢先にオークションで出品されたので即購入しての流れ。

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二週間あまりで一気に動いたので、楽しく飲んでもらう仕掛けがあまり出来てないですが、【樽生クラフトビールのポイントカード】なども用意しようと思ってますので、ぜひ一度試してみてください!!

樽については樽が空き次第色々な銘柄を飲んでもらおうかなと思ってます!

そもそもクラフトビールって??というお話はまた後日。

カラスミ作り備忘録【後半】

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カラスミ作りの後半。

⑤干し作業

後半はほぼ朝に外に干して、夕方に重石を乗せて冷蔵庫に入れるを繰り返す【干し作業】。

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重石は2リットルのペットボトルを、カラスミを入れてる入れ物に乗せれるだけ乗せる。
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干し作業初日↑
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干し作業5日目↑だいぶ色が上がってきて、少し硬くなってくる。

今回は干すとき・しまうときに、ペーパーと手で少しづつ真ん中を押して(中心の粒を潰すイメージ)、前回よりも平らにしていきました。f:id:eki-sakanaya:20181227131313j:image

干し作業11日目↑だいぶ硬くなってきて、色も綺麗なオレンジになってくる。
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干し作業20日目↑数日雨が続いたので、室内で扇風機の風にあてて乾燥させましたが、昨年のものに比べてだいぶ平らに仕上がりました。

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そして、カラスミ仕入れから35日目にしてようやく完成。前半に比べると後半の20日間はほぼ干すだけの作業ですが、今年は毎日丁寧に浮いてきた油を拭いて、真ん中を少し押しながら平らにすることを意識したので、例年以上に完成度は上がったかなと思います!

大事なのは美味しいこと。

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ここ最近、イチオシでもたびたび登場してる【山のウエノ豚メニュー】。

そもそも【山のウエノ豚】は大村・三浦地区の[上野養豚 http://uenoyoton.wixsite.com/uenoyoton ]さんが育てて出荷している豚の名前で、その豚を同じ三浦地区のイタリアン[PRimo PiATTO H(プリモピアット アッカ)]さんと一緒に半頭シェアして使ってみませんか?というのが事の始まり。

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いざ半頭の半分の豚肉を見たときには流石に多い(全部で約16キロ)かなぁと思いましたが、使ってみれば残りも豚バラが1キロもないぐらいだったりと、あっという間にあと僅か。

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まず一番驚いたのは肉質の柔らかさと、脂の甘さ。

特に[ロース肉]&[バラ肉]は肉厚にカットして使っても食べやすくて最高です!

[肉厚ロースカツ]に至っては、『今まで食べた豚カツの中で一番美味しい』というお言葉を頂いたぐらい。

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地産地消】の言葉通り、地元の豚肉を使って料理出来ることは幸せなんですが、個人的には【地産地消】してることよりも、純粋に美味しい豚肉を使えてることの方が幸せなんです。

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いくら『知り合いのだから』とか『地元のものだから』とかの理由があっても、店をやってる以上【美味しい】という理由がないと使い続けることは難しいかなと思ってます。
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そういう意味でも【山のウエノ豚】は[地産地消]である以前に、本当に【美味しい】豚肉なのでこれからも使える限り仕入れていきたいと思ってます!
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ちなみに仕込み中の[生ハム]も含めて今回お出しした肴やの【山のウエノ豚メニュー】はこちら⬇︎

・肉厚ロースカツ

・肩ロースの生姜焼き

ローストポークと野菜のグリル

豚バラ串各種

ミルフィーユチーズステーキ

・ポークリエット

・生ハム(仕込み中)

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【美味しい】を加速させるための道具も投入しますので、今後も【山のウエノ豚メニュー】が登場することを楽しみにお待ちください!!

酒道洋洋 12/16 備忘録

定期的に開催されている日本酒の会[酒道洋洋]。

普段はラベルのインパクトや、ネーミングのインパクト、造りが面白いもの、などを持ち寄って開催しているのですが、今回は水害などの被害にあった県のお酒をとのことで下のラインナップ。

【日本酒】

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播州一献(兵庫)超辛純米

・嘉美心(岡山)初呑み切り 純吟

・ないしょばなし(愛媛)袋吊り純米

・鳴門鯛(徳島)純吟雄町

・讃岐くらうでぃ(香川)低アルコールにごり

・華鳩(広島)貴醸酒8年熟成

鯉川(山形)純米

・有楽町で飲みましょう(高知)純吟

・豊潤(大分)芳醇辛口

龍勢(広島)生酛純米27BY

【肴】

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・カツオ藁炙り

・ゴマヒラス

・珍味盛り(南高梅の燻製・へしこ・チーズ

                                子持ちこんにゃく・ピクルス)

・箱フグ

真鯛のせシンプルサラダ

・あん肝・白子

・小長井産牡蠣のみぞれ煮(ちょっと蕎麦)

・根菜のトマトチキンカレー

・バニラアイス貴醸酒かけ

自分も飲みながらの日本酒の会。やっぱり幸せです。

オードブル的酒の肴盛りです!

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いよいよ本格的に寒くなってきて、来週・再来週末辺りが忘年会のピークですかね?

忘年会のピークが過ぎると年末年始にかけて、大人数での忘年会とは別に、仲間内で集まったりして飲むこともあるんじゃないでしょうか?

そんな仲間内での飲み会のご予約ももちろん承っておりますが、今年は家飲みするんだよね、、、

という方にぴったりなのは、[肴やのオードブル【酒の肴盛り】]です!!

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炭火焼鳥や、名物のホル天・しし丸ちくわの磯辺揚げ・ガッコチーズなどが入ってるものや、

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串焼きはいらないから、日本酒に合う肴を食べたい!!という方には、あん肝や、白子・ナマコに牡蠣の燻製などが入ってるものなども。

宴会のメニューと同じように【肴やのオードブルはこれです!!】という、固定メニューではなく、基本的な名物料理以外はその時々のオススメの酒の肴を盛ってます!!

ので、串焼きが多めがいいとか、逆にいらないとか、飲むもの、集まる仲間に合わせてご相談下さい!!

どれもだいたい3〜4名様分で5000円(税込)となります!入荷の関係上、年末にお受け取りの方はご予約お早めに!!

カラスミ作り備忘録 【前半】

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先月の半ばから始まった【カラスミ作り】。

去年は年末近くでバタバタしてたので、今年はちゃんと写真も撮りながら備忘録的に残していきたいと思います。

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①まずは仕入れたてのカラスミ(ぼらの卵巣)の血抜き作業。

柔らかそうにみえて薄皮は意外に硬いので、ちょっと強めにぷすっと血管に針で穴を開けて、氷水の中で丁寧に針の裏や、小さい牡蠣焼きナイフなどを使って、開けた穴に向けて血合いを動かしていきます。

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太い血管は抜けやすいんですが、細い血管の血は抜きづらいので一晩氷水に漬けてさらに血抜き。

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②塩漬け

一晩氷水に漬けて綺麗に血抜きが出来たら、大量の塩で塩漬けに。というよりも、塩で覆って埋める感じにします。

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⬆︎こんな感じでカラスミから水分が浮いてくるので、毎日水を捨てて、なくなった分の塩を追加して約一週間。

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8日ほど経つと水分が抜けて、硬く軽くなってきます。
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③塩抜き

だいぶ水分が抜けたカラスミを、今度は薄い塩水に漬けて4時間ほど途中で塩水を変えながら塩抜きします。

④酒漬け

塩抜きしたカラスミを今度は、日本酒と米焼酎を合わせたものに5日間ほど漬けてカラスミ作りの前半が終了です。

充実の燗酒色々と。

昼間は暑かったり寒かったり。それでも朝晩はやっぱり冷え込んできてますよね。

そんな時には燗酒。スッキリ系から濃厚系、本醸造からにごり酒。色々の燗酒、出揃ってます!

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・車坂(和歌山)山廃純米秋あがり ※50℃位

・辨天娘(鳥取)純米剛力米 ※60℃位

・生酛のどぶ(奈良)生酛純米にごり ※60℃位

・日置桜(鳥取)生酛純米にごり ※60℃位

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・宮寒梅(宮城)純吟 冬咲き燗 ※48℃位

・冨玲(鳥取)生酛純米 ※65℃位

・喜楽長(滋賀)本醸造 ※50℃位

龍勢(広島)特別純米 和みの辛口 ※55℃位

・山の壽(福岡)純米 THE KAN ※45℃位

温度によって味わいも変わるので、※でつける温度以外でも色々と試して楽しんで下さい!